奥出雲サイクリングの企画はそもそも2年前にさかのぼる。
2年前に仕事でこの地を訪れた時、晩飯で出された良質な肉、朝飯のご飯の美味しかったこと、そして仕事先の方に案内してもらった桃源郷のような奥出雲の光景にすっかり魅了され、この地をサイクリングクラブの皆さんと是非共有したいと考えていた。
以来この思いを温めてきたが、運良く今年度のクラブの計画に採用され改めて2泊3日のイヘントとしての企画を立てた。残念ながらコロナ禍のために今年度の実施は不可能になったが、内容をオンラインで皆さんに紹介。
このコースの紹介にあたり、 概要編と詳細編に分けた。
奥出雲を語るには、日本古来からの製鉄法であるたたら製鉄の歴史抜きには語れないので、概要編では、奥出雲の風景や文化の中に生きる鉄遺産にポイントを押さえて紹介し、詳細編では実際に回る予定のコースに沿っての当地の見どころ等を紹介した。
なお、プレゼンに使用した「神話とロマンの里巡り」(概要編)並びに(詳細編)の資料をクラブサイトのフォルダに掲載している。
奥出雲町での宿泊先からのサイクリングルート
出雲というのは、神話と現実が、いりまじっている土地である。
良質な砂鉄を含んだ大地と中国地方の豊かな森林、水資源に恵まれた奥出雲地域は、この自然特性を生かすことにより我が国のたたら製鉄における一大生産地帯となり、社会経済を支えてきた。
たたら製鉄に由来する奥出雲の土地利用と農業システム
たたらは様々な芸術にも描かれている
詳細編では、3日間の大まかな日程と見どころを紹介した
空港から出雲三成駅までの全体図
2泊3日のサイクリングコース
製鉄集団を取り仕切る鉄師が京都の庭園を模し、茶室も構えた屋敷を山の中に建て、美術品なども集めた
奥出雲おろちループは、とぐろを巻いた“ヤマタノオロチ”をイメージした大小11の橋と3つのトンネルからなる日本最大級規模の二重ループ方式道路で、ここを自転車で下る
とっておきの当地の食の楽しみどころ(プレゼン補足)
ここの名産、17世紀初頭に始まった和牛改良技術で但馬牛ルーツの「仁多牛」。
酸性土壌の鉱山跡地に牛糞堆肥やソバを蒔き、地力を上げた後に、棚田へ再生し、コメの生産と美しい棚田風景。
しかも ・稲の登熟期に昼の気温が高く夜の気温が低く ・ミネラル豊富な水 ・籾のまま低温貯蔵、 これらのおいしさの理由により、米の旨味ある、西の横綱「仁多米」。
「仁多米」と一緒に食べる「仁多牛」は、最高の組み合わせ。
仁多米・仁多牛は通販で購入可能 !!
色鮮やかなお楽しみ紅葉 例年の紅葉見頃は 10月下旬~11月上旬
なお、プレゼンを作成するにあたって
古代史散策から奥出雲を展開したものだから、資料も膨大になった。
サブリーダーのお方には、40分✕2 のセッションの中に資料を絞ることに多大な労力と
お力添えをいただいた。
また、お忙しい中、プレゼン作成にあたり、K.Tさんはたたら関係の映画を3本も見て、
たたらのことをだいぶ理解できたそうだ。
また、K.Oさんは次の動画を見て奥出雲とはどんな地域なのかを知りえたとのこと。
現地を知るには、今回プレゼンで紹介できなかった動画をぜひご覧ください。
machi-uke.jp/shimane/okuizumochou/ 再生時間:15:00
www.youtube.com/watch?v=yvJGmLuhwzs 再生時間:14:57
(K.T.記)
コメントをお書きください